たっぷりの泡とぬるま湯で優しく
手始めに、顔を35度くらいのぬるま湯で洗い流しましょう。お水でも、お湯でもなく、ぬるま湯がポイントです。冷たすぎれば毛穴が締まり、奥の汚れを洗うことができません。かといって熱すぎれば、皮膚のバリアの役割を果たしてくれている必要な皮脂までも洗い落としてしまいます。冷たすぎず熱すぎないぬるま湯で洗うことによって毛穴が広がり、皮脂が解けて洗い流しやすくなります。
次に、洗顔料を顔に乗せるときです。きめ細かい泡ほど、毛穴の汚れをよく取り除いてくれます。洗顔料は、よく泡立ててから使いましょう。手の平に、指の第一関節の長さほどの洗顔料を出し、水を加えながら空気を含めるように泡立たせます。手で泡立てる以外にも、洗顔ネットやスポンジを使った泡立て方も簡単に素早くできておすすめです。
指先で丁寧に洗い、丁寧に綺麗に洗い流す
よく泡立てた洗顔料で顔をゴシゴシ洗うことは、避けましょう。指の腹を使って、小さな円を描くように顔全体を洗っていきます。泡を顔の上で転がすようなイメージをすると優しく洗うことができます。おでこから鼻先のTゾーンと、小鼻と顎のまわりは特に汚れやすいので他の部分より意識して丁寧に洗うといいでしょう。
最後の仕上げは、すすぎです。洗顔のプロセスの中でなおざりにされがちなすすぎ。洗顔料と汚れがお肌に残ってしまうすすぎ残しは、肌荒れの原因となります。ぬるま湯で毛穴を開き、もこもこな濃密泡で皮脂と汚れを綺麗に取り出せても最後のすすぎ残しが原因で肌トラブルになってしまっては、せっかくの努力も水の泡です。丁寧なすすぎの目安は、2-3分です。すすぎと洗うことを同じように大事に考えて、洗い残しがないように最後まで丁寧にすすぎましょう。